PT. Inovasi Bioproduk Indonesia

 これまで海草の主な用途は人間による消費であった。サステナブルな食料としての可能性を秘めていると見なされているため、海草の消費量を増やそうとする動きは長年にわたり見られてきた。海草は機能性食品における活用のみならず、粉状に加工し食品、医薬品、化粧品産業などにおいてハイドロコロイド、テクスチャリング剤、安定剤などにも用いられてきた。例えば、空のカプセルという形での海草の活用に対する世界的な需要は2016年以降年間成長率7.3%で増加し、このような成長が2026年まで続くことが見込まれている。
Inobiの生産システムへの主なインプットとしての海草は海岸地域の経済を支える上で重要なコモディティとなってきた。世界で2番目に長い海岸線を有する国として知られているインドネシアには膨大なポテンシャルがある。気候や生態学的な特徴は、海草の栽培に最適な環境を我が国にもたらしている。これらの事実はこれまでの世界市場において海草をインドネシアの主な海洋コモディティに位置付けてきた。現在、インドネシアはチリに続き海草生産国として世界第2位の座を占めている。インドネシアにおける2010年度の海草生産量は308.2万トンとなり、海洋水産省(KKP)が目標として設定していた257.4万トンを上回る結果となっている。生産量は増加し続け2011年には350.4万トン、 2012年には510万トン、2013年には750万トンを記録している。インドネシアの海草は乾燥した形か、カラギーナン、アルギン塩酸、ゼラチンなどの半製品として輸出されている。
ハードカプセルは溶けるハードあるいはソフトシェルに包含されている薬剤によって構成されている固形調製品である。一般的にシェルはゼラチンから作られている。ゼラチンは動物の皮膚や組織、さらに牛やバッファロー、豚などの骨から得られるコラーゲンによって作られる加水分解品である。海草から製造するハードカプセルは代替ゼラチンカプセルであり、食生活の観点からムスリムやユダヤ人、ヒンズー教徒、ベジタリアン、その他の者にとって重要である。植物ベースのカプセルへの需要の増加という近年の傾向は前述のコミュニティのみならず、さらに重要なことに動物ベースの製品から遠ざかり健康的な選択肢として海草を選ぶようになっているように、健康な生活に対する意識とそれへ向けたシフトによってもたらされているライフスタイルの変化によって説明されるものである。

ANDI HAMIM ZAIDAN
M.Si., PhD

Nominated by

DR,
Coordinating Ministry for Economic Affairs (CMEA)
 海洋セクターで教育ファクトリーの建設というアイデアから始まり、アイルランガ大学は独自のスタートアップPT Inobiを立ち上げ、ロバストで期待できる海草ベースの空のカプセルメーカーの運営に至った。 この取り組みは、国内発の技術を基盤としたスタートアップも顧客に健康的な選択肢を提供できるだけでなく、社会経済的に持続可能な形で人々にインパクトを与えることができることを証明している。全ての準備が整ったので、PT Inobiは国内市場でのニッチにおける立ち位置を強化しつつ海外へも事業を拡大することを狙っている。