Nominated by
ベンチャーキャピタル企業である当社(東京大学エッジキャピタル)が医療分野で投資する企業のポートフォリオの1社、Repertoire Genesis, Inc.(Repertoire Genesis株式会社)を高名なアジア・アントレプレナーシップ・アワードに推薦できて、誠に光栄です。独自の非バイアス遺伝子増幅技術 やバイオインフォマティクスをもとにT細胞受容体(TCR)やB細胞受容体(BCR)の免疫プロファイリング・レパトア解析サービスを提供することで、高度なオーダーメイド医療に貢献している同社は、Sagamihara National Hospital(国立病院機構相模原病院)とShionogi & Co., Ltd.(塩野義製薬)の日本人研究者と起業家によって設立されました。最先端の技術と独自のビジネスモデルを誇る同社は、日本の医療機関と企業から生まれ、グローバルなテクノロジープラットフォームを実現するスタートアップのお手本といえます。同社は、疾患の原因となる患者特有の抗原を同定し、一人ひとりの抗原特異的なTCR/BCR情報を利用して最も効率的な個別化治療を選択することができます。これは世界中の医療に大きな影響を与え、1,000億米ドルを超える国際的ながん治療市場に貢献するでしょう。同社は既に日米の研究機関や医療機関向けのサービスを開始しており、まもなくアジアやヨーロッパの各国にも進出する予定です。
同社の革新的な取り組みは、グローバルなイベントや出版物を通じて注目を集めています。2015年8月にはAdvaMed(米国先進医療技術工業会 )主催のイベントでイノベーション・ショーケース対象企業に、2016年2月にはBiocom(バイオコム)主催のイベントでプレゼンテーション企業に選ばれ、最近では2016年4月にNature(ネイチャー)グループが発行する『MedTech Dealmakers』誌に同社の記事が掲載されました 。同社が誇る日本発の医療技術プラットフォームサービスは診断やオーダーメイド治療薬の開発をサポートし、世界中の医療機関や研究所、製薬会社にメリットをもたらすでしょう。そこで、同社が知名度を高め、アジアを足掛かりに独自の革新的なサービスを展開し、国際的なオーダーメイド医療ビジネス分野に進出できるよう、アジア・アントレプレナーシップ・アワードに推薦させていただきます。