OliveWear Pvt. Ltd.

【AEA 2017 Alumni】
Olivewearは、妊娠期の母子ケアと医療エコシステムを都市部と農村地域の両方に提供するための活動として、プロジェクト・セーブマム(Project SaveMom)を立ち上げました。当社は医療機器とクラウド技術をベースにしたウェアラブルなIoT機器を利用し、2つのタイプのユニークなソリューションを生み出しました。このソリューションを構成するのは、妊婦を24時間週7日モニターするファッション性の高いウェアラブル機器、医師のレポート機能も含むパーソナル・アシスタント型のAIベース・モバイルアプリ、データを継続的に処理するクラウドシステムです。また当社は、高度医療を実現するために血圧モニター、酸素濃度計、体重計、胎児心拍数モニター、血糖モニターなどの医療機器をベースにしたIoTも開発し、これらを利用した妊娠期ケアを遠隔地で提供しています。
農村地域では、遠隔地における妊娠期のカスタマイズ医療の改善を望んでいる病院、行政、財団などを通じてソリューションを販売しています。当社の運営は財団からの補助金や基金で成り立っています。
都市部では、アプリを介してウェアラブルなIoT機器を販売し、1000日間にわたって妊娠期ケアや育児と健康に関するアドバイスを母親たちに提供するソリューション全体を「ファースト1000デイズ」として提供しています。販売利益はそれぞれ35%を見込んでいます。

SUNDER JAGANNATHAN
CEO

Nominated by

Executive Director,
PSG-STEP
Olivewearは、妊娠期の母子ケア用カスタマイズツール開発のキープレイヤーです。同社の革新的技術は、インドのNASSCOM(全国ソフトウェアサービス企業協会)、IIT(インド工科大学)、DST(インド科学技術庁)より賞を授与され、フィリップス、GE、ボッシュ、BDなどの大手企業の注目を集めています。また同社は1年足らずで、グローバル展開に向けた国際事業体制を整えました。同社は農村地域と都市部の両方で事業を展開し、インターネット接続による医療の場の提供や遠隔地医療に非常に大きな影響を与える可能性を生み出しています。同社のビジョンは、世界中の妊婦の死亡率を低下し、母子ケアの質を向上することです。 同社のチームは精力的かつ熱心であり、目標達成に向けて効率的に仕事に取り組んでいます。このチームは妊娠期ケア専門のウェアラブルなIoT機器とAIを統合したモバイルアプリの開発を短期間でやってのけ、この成功によってインド国内で最も革新的なスタートアップ企業と目されるようになりました。インドのスタートアップ企業の支援機関として知られるNASSCOMは、Olivewearを2017年のIoTスタートアップ企業トップ3に選出し、NASSCOMの中核研究センター内にスペースを提供しました。