Claro Energy

【AEA 2017 Alumni】
Claro Energyは、インド国内、将来的には世界中の農業灌漑事業の既存の枠組みを撤廃することを目標に、2011年初めに設立されました。同社は費用のかかるディーゼルエンジン式のポンプに代わるものとして、太陽光による灌漑ソリューションを農業従事者に提供しています。ディーゼル式ポンプは広範囲に汚染を撒き散らすだけでなく、ディーゼル関連のサプライチェーンにおいても二酸化炭素排出量をさらに増やしています。知的財産権を有する同社の技術は、送電網のように水平に広がる太陽光ソリューションの方向性を変え、特定の利用モデル、すなわち農業用灌漑向けにカスタマイズした垂直方向のソリューションの提供を可能にします。Claro Energyは太陽光発電による電力の最大利用用途の1つが農業であると確信しています。
この6年間で、同社はインド国内の15州に7,000台以上の太陽光灌漑ポンプを配備しました。またこの分野で多くの革新的なビジネスモデルも運営しており、「Solar Irrigation As A Service」など彼らのいくつかの事業は、米国国際開発庁(USAID)、インドのSkoch Achiever Award、ドイツ国際協力公社(GIZ)など、世界中の組織から認められています。今後2年間で、同社はインドのみならず世界各地にさらに3万台の太陽光灌漑ポンプを配備し、50万人の農村住民の生活に貢献する見込みです。この従来の枠組みに捉われない取り組みを迅速に拡大するために、同社は投資家、融資者、テクノロジー企業からの支援を求めています。

KARTIK WAHI
Co-Founder

Nominated by

Mentor,
Derbi Foundation
Claro Energyは太陽エネルギーを利用した灌漑ソリューションを提供する持続可能なクリーンテクノロジー企業です。灌漑の成功なくして農業の成功はありえません。太陽光を動力としたポンプには地下水を汲み上げるだけのパワーを提供し、太陽光発電によって農業用水を供給することによって、(a)灌漑ポンプを稼働させるためのディーゼル関連サプライチェーンへの依存度の低減、(b)二酸化炭素排出量の削減、(c)灌水のタイムリーなオンデマンド供給、を実現できます。Claro Energyの太陽光灌漑ソリューションなら、これらのメリットの提供が可能です。2011年に設立した同社はすでに、独自に開発したソリューションによって毎日約28MWの電力を発電して11万エーカー(約445km2)の土地に灌水し、その結果、二酸化炭素排出量を毎年約5,000トン削減しています。Claro Energyにとって、AEAは同社の技術と革新的なビジネスモデルを紹介し、日本国内と他のアジア各国でパートナー候補(投資家やテクノロジー企業など)を探すための絶好の場となるでしょう。