DRD Biotech (DRD ltd.)

【AEA 2016 Alumni】
DRD Biotech(DRDバイオテック)はロシアのウランウデ市(ブリヤート共和国)を拠点とする研究開発企業です。

DRDは臨床現場即時検査キットの開発と導入を行っており、脳損傷の診断改善と早期発見に貢献しています。当社は技術的装置を必要としない、脳卒中やTBI(外傷性脳損傷)などの緊急時の診断支援を促進できるような簡素で手頃な価格のソリューションを生み出すことを使命としています。

当社のパイプラインには主に二つの柱があります。

  • ・虚血性脳卒中/TIA(一過性虚血発作)を調べるための診断分析
  • ・脳震盪の重篤度を調べるための診断薬(装置)

当社の側方流動式免疫検査法の主な要素は、NMDAおよびAMPAグルタミン酸受容体の脳損傷ペプチドおよび抗体の脳バイオマーカーとなっています。

脳損傷免疫検査法が導入される分野はいくつかあります。

  • ・救急および緊急診療科(急性虚血性脳卒中、脳卒中の有無や軽度外傷性脳損傷の判定)
  • ・リハビリおよび治療のモニタリング(慢性虚血性イベント治療の効率性をモニタリング)
  • ・神経外科および心臓外科(外科手術の術中および術後の虚血性イベント発生リスクの回避)
  • ・妊娠および出産(出産、特に合併症のある出産の最中および出産後の短時間の虚血性イベントでの小児リスクを査定)
  • ・高血圧、糖尿病、関節硬化症、喫煙、アルコール摂取などの既往歴のある患者のスクリーニング(予防的治療のリスク評価およびモニタリングの精緻化)
  • http://www.drdbiotech.ru/#!home/c1anm
ANZHEY ZHIMBIEV
CEO

Nominated by

Director, Head of Startup Acceleration Programs,
Skolkovo Foundation
当プロジェクトは世界的な商業化と規模において非常に大きな可能性を有しており、それは価値観が変わるほどのものです。DRD Biotech(DRDバイオテック)は独自技術により、脳診断を別の視点から見ることが可能となっています。当プロジェクトはIVD(体外診断用医薬品/医療機器)領域において、高齢化や労働年齢の拡大といった現代の傾向に対応しています。さらに、プロジェクトでは最先端技術を活用して脳の損傷具合を見極めるための簡素で安定したコスト効率のよいソリューションを生み出しています。それによって費用が抑えられ、数百万という人々の生活を向上させることができます。