ばね指は世界的に発生している一般的な疾患です。統計的には国民の1%がこの疾患を発症し、手術が必要だとされています。通常、手術は1人の医師と1人の助手によって行われ15分ほどで終了します。回復にかかる日数は7日間で、患者は抜糸のためにもう一度病院へ行く必要があります。そのため、通常のプロセスは患者にとって高額で時間がかかり感染のリスクも伴います。革新的な医療器具のA-Knifeは、指の疾患の手術を行うすべての医師を支援します。指に貫通するこのユニークな形状のナイフを使用することで、手術は2～3分で終了する上に縫合の必要もありません。そのため、病院側のコストと時間が削減されるだけでなく患者の感染リスクが低減するほか、 従来の方法よりも回復期間が短縮されます。こうした問題を解決することで、この技術は市場参入を果たすことができました。現在、この市場はタイでおよそ1億1,800万ドル規模、ASEANで9億3,700万ドル規模、世界で125億ドル規模となっています。A-Knifeは使い捨て器具のため、病院の再購入によって収益源が持続的に確保されることになります。

デジタルソリューションを通じて現在のリハビリテーション治療のパラダイムを変革したいという願いのもと、NEOFECTは RAPAEL Smart Platformの開発に取り組んでいます。2014年12月には、当社の初の市販品であるRAPAEL Smart Gloveをローンチしました。韓国FDAおよびFDAに承認されている本製品は、リハビリテーションの新しい治療法として韓国の大病院に採用されています。医療業界の最大市場である米国への進出に向け、当社では米国オフィスを設立しているほか、韓国と米国の大病院、大学、研究センターと臨床研究に関するパートナーシップも締結しています。デジタルイノベーションを通じ、現在のシステムを利用できない人々に低価格のサービスを提供することで、この問題を解決できると考えています。当社のソリューションは、幸せな日常生活を送りたいと考える患者の方々に希望を与えています。