植物病は、世界中で農作物の品質を低下させ、収穫量を減少させています。毎年、トウモロコシ、ジャガイモ、トマトなどの重要な農作物について、世界全体の生産量の20~40%が害虫や植物病によって失われています。当社の調査によれば、大半の農家は植物病の種類を自分で判断していますが、その判断は十分に信頼できるものや正確なものではありません。テクノロジーを利用したソリューションは、こうした問題の解決策となる可能性があります。
当社はチャットボットをベースにしたモバイルアプリケーション「Dr. Tania」を開発しています。このアプリは、農家による植物病の診断や管理の支援に役立つ可能性があります。Dr. Taniaは、ユーザーが日常的に話している言語で操作できるため、容易に使用することができます。植物の写真を撮影し、Dr. Taniaを通じてアップロードするだけで、素早く植物病の診断を受け、推奨される処置や関連商品を確認することができます。深層学習機能を搭載したDr. Taniaは、スマートフォンによる農作物の病気診断を、非常に大きな規模で世界的に展開する明確な道筋を提示しています。衛星画像、ドローン、IoTやeコマースとの統合の可能性もあります。Dr. Taniaは、2018年末に収益化し、2019年の投資利益率は64%に達する見込みです。このことは、この事業が大きな影響を及ぼすだけでなく、持続可能であることを示しています。

NAUFALINO FADEL HUTOMO
CEO

Nominated by

DR,
Coordinating Ministry for Economic Affairs (CMEA)
設立間もないNeurafarmが上市を目指しているソリューションは、筆者が思うにかなり特異です。ある面では、人工知能(AI)技術と精密農業の分野において、メンバーが有する豊富な知識を組み合わせ、ソリューションの主要技術に思慮深く活用しています。また別の面では、Neurafarmはニッチ市場を支配しようとしています。その市場とは、国内や世界に数多く存在する農家です。上記だけでも、今後の市場拡大の機会となります。
さらにNeurafarmは、将来的には、現在の主要市場として選択した小規模農家だけでなく、世界各国のパーム油、ゴム、コーヒー、茶、カカオなどの大規模なプランテーションに関する事業機会の調査に力を入れることも可能です。もちろん、当社のソリューションをより先進的な市場に適したものとするため、あるいはスマート農園の確立に寄与するためには、航空写真、クロマトグラフィー、モノのインターネット(IoT)などの追加的な技術の利用を検討すべきでしょう。まとめると、筆者にとってこの種のソリューションは新奇なものです。筆者の見解では、Neurafarmのソリューションには成功の輝かしいチャンスがあります。