AEA2014 ASIAN ENTREPRENEURSHIP AWARD 2014 世界を変える、若き起業家たちが競うイノベーション・アワード

AEA2014 受賞企業

AEA2014 受賞企業

AEA2014とは

現在、世界は、環境・エネルギー・健康・食料・貧困など、
解決すべき課題をいくつも抱えています。
世界が抱える課題を解決するためには、
これまでにない新しい産業を創造する場をつくり、
有望なベンチャー企業を創出する起業文化を醸成し、
次世代を担う起業家を育成することが必要不可欠です。

「未来に挑む起業家たちを、グローバルなステージへ。」
次世代のアントレプレナーを育成することは、
世界の課題を解決し、よりよい未来を育むことにつながります。

アジア最先端のテクノロジーと未知なるアイディアが集結し、
大学・学術・研究関係者が参画することで、
世界的課題を解決する産業を生み出す、新産業創造の場となる、
日本発の国際的なビジネス・コンテストとして、
また、アジア各国との連携による日本主導のベンチャー育成
一大ネットワークの形成を目指し、本アワードを開催いたします。

主催者からのメッセージ「アジア経済を自ら牽引していく勇気と自信を」小宮山 宏

先進国を中心に、現代社会は量的な豊かさが飽和状態に達しています。人々は量的な豊かさを超えて、生活や社会の高い質を渇望しており、産業界では「成長の限界」を克服する戦略が世界中で求められています。

このような社会では、量から質、規格化から多様化、供給の論理から需要の論理、知の生産から知の構造化と実装、そして大企業中心からベンチャーの牽引する経済へと、創発型需要の開拓が重要となります。特に、ベンチャーに対する十分なリスクマネーの循環と彼らを支える文化、ユニークな思考と慣例打破に対する挑戦は、我々の未来を切り開いていく力となる大きなポイントです。

アジア・アントレプレナーシップ・アワードでは、リスクをリスクと思わず、社会を変えていこうと果敢に挑戦する頼もしいアジアの若者たちが、熱い想いと充実感を持って集結しています。過去50年間アジア経済を牽引してきた我が国は、いまこの課題山積の時代にこそ、その解決に立ち向かう彼ら起業家たちを国を超えて称賛し、新たな産業の育成を積極的に促進していかなければなりません。

私たち一般社団法人フューチャーデザインセンター[FDC]は、我が国が抱える環境・資源問題、食糧問題、医療問題、教育問題などの様々な国家的課題を、いずれは世界が共通に抱えることとなる課題と捉えて、国内外から優れた知と技術を結集し、課題解決の先進モデルを示していくため、2009年7月に設立いたしました。

FDCのミッションに関わる環境・資源、食糧、農業、医療、教育などの分野において、最先端の需要をキャッチする先見性、意欲、実行力などを備えもつ起業家の活躍は、閉塞感を打破し、危機を乗り越えるための大きな原動力となります。

FDCの本拠地でもある柏の葉キャンパスエリア(千葉県・柏市)では、複数の大学やインキュベーション施設の集積を活かして、公・民・学が密に連携した先端的なまちづくりが推進されており、既存の枠組みを超えた新たなモデルを発信するに相応しい、イノベーション・フィールドとしての環境が構築されています。

この柏の葉キャンパスを舞台とした本アワードの経験を刺激に、若き起業家たちが、アジア経済を自ら牽引していく勇気と自信を得ることを、心より願っております。

小宮山 宏

小宮山 宏

一般社団法人フューチャーデザインセンター[FDC]
提唱者/最高顧問
株式会社三菱総合研究所 理事長/東京大学 前総長
1972年、東京大学工学博士課程修了。カリフォルニア大学デービス校ポスト・ドクトラル・フェロー、東京大学工学部教授、副学長を経て、2005〜2009年まで第28代東京大学総長を務める。

ノミネーション委員会委員長からのメッセージ「産官学が一体となったアジアのベンチャー育成・支援のエコシステムの構築に」各務 茂夫

経済的閉塞感を打破するのは、資本主義の駆動力ともいうべき創造的破壊とそれに果敢に挑む起業家(アントレプレナー)であり、その意味において、最大の課題は起業家精神(アントレプレナーシップ)とベンチャー企業を創出する起業文化の醸成にあります。

現在、世界各国では、産学官連携によるベンチャー・起業促進プログラムが、これまで以上に推進されており、米国に限らず、欧州や、中国、インド、シンガポール等のアジア諸国においても、アントレプレナーシップがイノベーションの要であると位置づけられています。

アジアが、世界におけるイノベーション拠点としてのイニシアティブを発現していくためには、一国内だけに留まらず、成長著しいアジア全体から、知恵や技術を駆使してチャレンジする若き起業家を呼び込む仕掛けづくりを行い、起業家はもちろんのこと、ご協賛いただく民間企業から起業支援者まで、創業育成のアジア・ネットワークを構築することが重要です。

若い起業家にとって、世界中から集まった仲間と相互に学び合い、触発し合う刺激的で貴重な体験をすることは、幾多の困難を超えて自らの事業を突き進めるための大きな自信に繋がります。 本アワードが、アジア各国との連携による日本主導のイノベーション創造プロジェクトとして、アジアひいては世界のベンチャーキャピタルが集積するベンチャー育成の一大ネットワークの形成を推進し、産官学が一体となったアジアのベンチャー育成・支援の生態系(エコシステム)の構築に繋がることを願っています。

各務 茂夫

各務 茂夫

東京大学 教授
産学連携本部 イノベーション推進部長
1982年一橋大学商学部卒業、スイスIMEDE(現IMD) 経営学修士(MBA)、米国ケースウェスタンリザーブ大学経営学博士。2002年、東京大学大学院薬学系研究科助教授、2004年から東京大学教授 産学連携本部事業化推進部長、
株式会社東京大学エッジキャピタル監査役兼務を経て、2013年4月より現職。

大会運営委員会委員長からのメッセージ「アントレプレナーシップでイノベーションを創発する機会と場を」松井 健

モノがあふれる現代社会では、従来型の商品に需要は生まれません。世界を舞台に新たな需要を創り、新規雇用を生み出し、大きな新陳代謝を起こしていくためには、変化を恐れずにそれを追求していくことを受容する社会基盤が必要となります。

三井不動産は、1673年の「越後屋」創業以来、アントレプレナーシップ溢れるチャレンジを繰り返し、大きな成長を遂げてきました。その後も時代の変化を敏感に感じとりながら、常に革新的な事業を開拓し、人々の生活や文化の基盤となる街を創り続けて参りました。

2005年より取り組みを開始している柏の葉スマートシティの街づくりは、このような時代において、新たな変革を加速させるためのプラットフォームづくりでもあり、当社の日本産業界におけるイノベーション・リーダーとしての経験を活かしながら、世界的課題を解決するモデルの創出を目指しています。日本有数の国立大学や、数多くの研究施設が集積し、日本が誇る多くの先端技術や先進的研究、そしてそれらを支える優秀な人材が集まる本エリアは、国内でも随一の一大イノベーション拠点です。

この柏の葉スマートシティを舞台に開催されるアジア・アントレプレナーシップ・アワードは、若い起業家たちが集い、学び、刺激を受ける貴重な経験が可能な場であると共に、アジアの未来を育むにあたって大変重要なソフトのプラットフォームとなることでしょう。3度目の開催を迎え、益々充実していく本アワードを通じて、今年もまた、起業家の皆様が世界に視野を広げ、将来にわたって大きな財産となる3日間を過ごしていただけることを、心より願っております。

松井 健

松井 健

三井不動産株式会社
ベンチャー共創事業室長

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